個人インタビューInterviews

知識と経験を広げ不動産投資の未来を創る
資産運用一部 アソシエイト
当社に転職を決めた理由
前職から当社への転職を決めた理由を教えてください。
新卒で鉄道会社に入社し初期配属でグループのデベロッパーに出向、不動産賃貸管理から鑑定業務まで経験しました。その過程で証券化案件に関わる機会があり、より幅広い不動産投資の経験を積みたいと考えて、当社の門を叩きました。現在は、資産運用部で投資家の方々の大切な資産を預かり、物件の運用管理を担当しています。
業務内容
現在の業務内容について、また印象に残っている案件や仕事について教えてください。
ファンドが組成され、投資営業部が取得した物件の組入が完了すると、その後の運用を私たち資産運用部が引き継ぎます。具体的には、物件の引き渡しから始まり、管理会社との契約関係の調整やリーシング方針のマネジメントなど、アセットマネージャーとしての業務と、レンダーや投資家との期中の折衝など、ファンドマネージャーとしての業務の両方を担っています。保有物件の期中の運用としては、各契約や折衝済みの決まり事に従って、それらを漏れがないよう確実に行っていきます。こうした業務については、しっかりと管理システムが構築されています。それでもヒューマンエラーが絶対にないとは言えませんから、複数のメンバーで確認し合える、万全な体制をとっています。
印象に残っているのは、既に担当のファンドで保有持分があった物流施設の残り持分を取得するという追加取得案件です。これは、ほとんどないような予期せぬ事態がいくつか重なりました。一つは、取引直前に複数の漏水が発生したという事案です。特に食品関連を取り扱う物流施設でしたので、漏水は物件価値を大きく毀損しうるリスクがあります。場合によっては投資家の出資判断に影響が出かねない状況でした。もう一つは、物件の火災保険の付保基準にレンダー社内で認識齟齬があり、こちらも取引直前にローン実行そのものが難しくなりうる状況までになりました。しかし、売主や元施工ゼネコン、保険代理店や弁護士事務所等の外部の関係者に加え、部内のエンジニアリンググループやコンプライアンス部門など、社内のプロフェッショナルと連携することで適切に対応し、無事にクロージングまでこぎつけることができました。とても難しく大変でしたが、この経験からたくさんのことを学びましたし、それだけに強く記憶に残っています。
当社の魅力
必要なスキルや成長の機会について聞かせてください。
「自己啓発支援を活用しスキルアップ」
資産運用部で言うと、ファンドごとにひとつの会社をマネジメントしているような立場なので、会計の知識は多少でも学んでおくと役立ちます。とはいえ、入社してからでも遅くはありません。福利厚生で資格取得などの補助もありますし、自己啓発への支援は手厚いので、社内でも多くの人が制度を有効活用しています。私自身は入社してすぐに不動産証券化マスターを取得し、制度を利用して他にも複数の資格取得にチャレンジしています。

必要なスキルや成長の機会について聞かせてください。
「専門性と対話で築く信頼関係」
入社して最も印象的だったのは、一般職の方々の高い専門性です。単なる事務処理だけでなく、ファンドの実務にも精通し、細かなことでも気づきや指摘があれば的確なアドバイスがあります。実は、これは当社の特徴的な一面を表しているように思います。社員一人ひとりが高い専門性を持ち、それが会社全体の底力になっているからです。
社内のコミュニケーションの質の高さも当社の強みです。意見の相違があっても、それぞれが確かな理論と意思を持って対話できる。建設的な議論を通じて最適解を見つけ出します。この「論理的に考え、真摯に向き合う」という姿勢は、当社の企業文化の根幹にあると感じています。
社員同士はもちろん、クライアント様との関係づくりにおいても、「対話を大切にする」という価値観が深く根付いていると実感しています。
三井不動産投資顧問で働く魅力、転職して良かったと感じていることを教えてください。
「多様な経験を積み上げキャリアの厚みが増す」
最大の魅力は、デベロッパー系投資顧問会社ならではの幅広い案件に携われることです。外部からの物件取得による運用はもちろん、三井不動産グループのパイプラインを活かした開発案件への投資や、グループ保有の大型商業施設の運用まで、多様な経験を積むことができます。たとえば、三井不動産が持っている非常に大規模でクオリティの高い案件を受けることもあるし、一方で外部から物件を取得して運用するということもあって、両方とも経験できるのは貴重な点だと思います。あとは、やはり人ですね。本当に皆さん優秀でモチベーションも高い。その環境の中にいたら、必然的に自分のスキルとか知識、経験値を上げていこうという気になりますから、より高みをめざしたい人、挑戦したい人には最高の場所だと思います。
求められる人材とは
どのような方が活躍できる環境だと思いますか。

論理的な思考力を持ち、自身の意見をしっかりと発信できる方が向いていると感じます。企業風土として「常に学ぶ」姿勢を重視しているので、今スキルセットがあるかどうか以上に、貪欲に学ぼうとする意欲があるかの方が重要だと思います。業界的に激務と思っている方も多いようですが、確かに多忙な時期もあるものの、それも担当案件の進捗次第です。加えて、当社はチームで協力して業務を行うので、ひとりで抱え込むようなことはありません。
今後挑戦したいこと
多様な経験を糧に不動産投資のプロフェッショナルへ
現在、運用中の案件には商業施設「ららぽーと」や物流施設、レジデンスなどがあり、まずは目の前のことをしっかり行っていきたいと思っています。これからの目標としては、物件の売却業務を行うこと。まだ売却案件の経験がないので、投資家の方にとって最適なタイミングと条件で売却できるよう、市場環境の分析や投資家との対話を重ねながら、新たなチャレンジをしていきたいと考えています。これまで運用段階からの関与が中心でしたが、投資営業部での物件取得業務にも興味があり、長期的にはそうしたキャリアの可能性も視野に入れています。より幅広い経験を積み、不動産ファンドのプロフェッショナルとして成長していきたいです。
所属・役職は取材時のものです。
資産運用一部の業務内容例
- アセットマネジメント業務ML・PMとの契約管理・期中対応、リーシングマネジメント、修繕・バリューアップ計画管理等
- ファンドマネジメント業務運用計画・運用報告作成、レンダーや投資家との期中折衝、ファンド会計管理等