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資産運用二部 主任と統括の写真

実践直結のOJTで磨く専門性と主体性

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資産運用二部 運用グループ 主任

不動産仲介会社で居住用・事業用不動産の売買仲介やコンサルティング業務を経験。前職で不動産業に携わった経験から、長期的な不動産運用業で収益向上に関わるべく、キャリアチェンジを目指し、2024年に入社。現在は私募ファンドの運用業務に携わる。

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資産運用二部 運用グループ 主事

信託銀行にて、不動産鑑定士として鑑定業務に携わった経験や、事業法人向けのCRE提案の経験を持つ。不動産業の専門性を高めたいという思いから2022年に入社。現在はオフィスビルを中心とする私募ファンドの運営業務に従事するとともに幅広い知識で後輩育成を担う。

三井不動産投資顧問で行われているOJT(On the Job Training)の実践について、日々の業務や成長の実感について話し合っていただきました。キャリアアップをめざす方々に向けて、実際の教育制度や社内の雰囲気をお伝えします。

実践重視のOJTで身につく専門性

お二人の日常的なOJT体制について、具体的にお聞かせください。

資産運用二部 運用グループ 主任

入社当初の半年間は、業務の進め方や課題解決のアプローチ方法について、先輩に道筋を示していただきながら、私が実際の作業を担当し、その都度フィードバックをいただく形で進めてきました。

資産運用二部 運用グループ 主事

彼は前職で不動産実務の経験があったため、物件の運営管理については比較的早期に業務を任せることができました。プロパティマネジメント会社との打ち合わせや工事関連の調整もスムーズに対応しています。一方で、ファンド運営業務は未経験。私自身も転職時に同様の状況で苦労した経験があるため、過去の失敗などを共有しつつ、知識と経験の習得をサポートするよう努めています。

OJTの期間を通じて、特に印象に残っていることはありますか?

資産運用二部 運用グループ 主任

先輩は投資家の皆様への報告準備が非常に綿密です。私が運用報告資料を作成し確認をお願いすると、要因分析の甘さや不備事項を的確に指摘し、丁寧に教えていただきました。

私なりに内容を理解したつもりでいても、実際の説明場面では投資家の皆様に対する配慮が十分でないことがありました。先輩が代わって説明を引き受けてくれたのですが、そのやり取りや説明の進め方を間近で見て、自分の準備不足を痛感しました。

このことは、単なる資料の添削指導を受けるだけでなく、実際の業務現場でプロフェッショナルとしての対応を目の当たりにした学びとして、強く印象に残っています。

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では、指導する上で心がけていることや、指導を通じて感じていることを教えてください。

資産運用二部 運用グループ 主事

私自身が入社当初に苦労したのは、キャッシュフローの理解でした。ファンド内の資金が円滑に流れるよう、賃料収入から最終的に投資家の皆様への配当に至るまでの資金の流れを正確に把握することが期中管理の業務理解においては不可欠です。資金管理の仕組みについては特に重点的に指導するよう心がけています。

さきほど、資料確認の話がありましたが、自分が投資家目線に立ち、資料を確認することで、説明の粒度や、どこを優先的に説明すべきかという点がよりクリアになりました。OJTは一方的に教えるだけでなく、教える中で自分自身にも多くの気づきがあり、学びにつながっていると感じます。

実務経験を通じて実感する成長の手応え

入社から10ヶ月が経過しましたが、自信を持って業務に取り組めるようになった転機はありましたか?

資産運用二部 運用グループ 主任

自信とまでは言えませんが、自律的に業務を進める力が身についてきたと感じた転機は、先輩が育休を取得され、約1ヶ月間ひとりで業務を担当することになったことです。もちろん先輩がいない間も周囲の方々に支えてもらいながらでしたが、より主体的に考えるようになったきっかけでした。現在は、まず自分なりの回答をしっかり検討したうえで、重要なポイントを先輩に確認しながら業務を進めています。

成長実感についても、お二人それぞれの立場から教えてください。

資産運用二部 運用グループ 主事

育休をとる際に引き継いだ業務も彼がしっかり進めてくれていましたし、成長を感じましたね。中でも、彼は短期間で関係者とのリレーションを十分築いてくれたと思います。アセットマネージャーは多くの関係者を巻き込みながらの業務遂行が求められますが、各関係者との連携が密に取れているので、必要な情報がタイムリーに入ってきますし、問題が起きた時にも彼自身で解決策を見つけて関係者に発信するなど、一気通貫した運用が実現できています。

資産運用二部 運用グループ 主任

先輩と仕事をすることで自分自身の論理的思考力が少しずつ高まっていると感じています。先輩方をはじめ、周囲の方々が常に論理的に物事を説明されるため、自分も自然とロジカルに考える習慣が身についてきました。前職業務ではここまで論理的な思考を求められる場面は少なかったのですが、今は日々の業務を通じて、思考プロセスの精度が上がっていると実感する場面があります。

経験者の知見を活かした包括的サポート体制

お二人から見た、当社の特徴や魅力についてお聞かせください。

資産運用二部 運用グループ 主事

当社は多様なアセットタイプを扱っており、アセットマネジメント会社としての歴史も長いため、豊富なノウハウが蓄積されている点が大きな特徴です。初めて担当する案件であっても、経験豊富な先輩方から過去の類似案件での対応事例を教えていただけるので、全く手探りの状態で困り果てるということはないですね。過去の実績やナレッジを参考にしながら業務を進められる環境は非常に心強く、安心して新しい挑戦に取り組むことができる土壌が整っていると感じています。

また、当社は「人と組織が共に成長する」という経営理念のもと、人材育成にも力を入れています。入社してからの成長をサポートするためのOJTや、経験者の知見を活かした包括的なサポート体制が整っていることも、当社の魅力のひとつです。

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資産運用二部 運用グループ 主任

入社当初から実践に近い流れで仕事を任せていただけるので、最初から「プロとしての質」が求められました。プレッシャーもありましたが、それが自分を一段引き上げてくれたと思います。それに、困った時にはかならず誰かが助けてくれます。部長職の方々も積極的に声をかけてくださり、相談しやすい風土があります。自立して業務を進めることが求められつつも、孤立せずに成長できるバランスの良い環境が当社の大きな魅力だと感じています。

資産運用二部 運用グループ 主事

確かにそうですね。入社した時、当時の上司が会計まわりの知識が乏しかった私に、マンツーマンで手取り足取り教えてくださったことを覚えています。会社全体で人材を育成するカルチャーが根付いているように思います。

主体性と探究心を重視する人材像

どのような方が当社に適していると思われますか。

資産運用二部 運用グループ 主事

専門的な知識や技術は実務を通じて身につけることができますので、何より重要なのは担当する物件に対する深い関心と探究心だと考えています。アセットマネージャーは、投資家の皆様に代わって物件を運用する立場にあり、その物件について誰よりも詳しい存在になることが求められます。投資家の皆様に対して、設備投資の必要性や配当金額の根拠について、説得力のある説明を行うためには、物件の特性や市場動向を深く理解していることが不可欠です。そのような専門性を身につけるための原動力となるのは、やはり物件そのものへの興味と関心であると思います。

資産運用二部 運用グループ 主任

日々の業務は決して簡単なものではありません。求められる知識の幅は非常に広く、一時的に理解が追いつかない状況に陥ることもあります。そのような時でも諦めずに、まず自分なりに取り組んでみようとする姿勢が重要だと感じています。周囲に相談することも大切ですが、まずは自分自身で課題を理解し、解決に向けて努力する意欲を持った方であれば活躍できると思います。

最後に、入社を検討されている方へメッセージをお願いします。

資産運用二部 運用グループ 主任

不動産や金融分野の経験をお持ちであれば、アセットマネジメント業務が未経験でもチャレンジできます。新しい分野への挑戦には不安もあるかと思いますが、学ぶ意欲と向上心をお持ちの方であれば、手厚いサポートのもとで安心して自分の力を伸ばしていけるので、当社で挑戦していただきたいです。

資産運用二部 運用グループ 主事

この業界の魅力は、実務を通じて高度な専門性を身につけることができる点にあると思います。新たな専門領域で自分自身を高めたいと考えている方には、当社は非常にやりがいのある環境だと確信しています。ぜひ一緒に、アセットマネジメントの最前線で活躍していきましょう。

所属・役職は取材時のものです。

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